ボランティア登録をする
町内のゴミを拾ったり、知人を個人的に手伝ったりする場合を除いて、基本的にボランティアをする際にはボランティア団体に登録することになります。ボランティアの種類にもよりますが、お年寄りの家で家事のサポートをしたり、病院で子供に勉強を教えたりするという時に、どこの誰だかわからない人でもボランティアを受ける人も不安に感じることや、必要な時にボランティアの要請ができるようにすることがその理由です。もちろん登録した時の個人情報は洩れることはありませんし、ボランティアの要請など必要な時にしか使われませんから、心配することはありません。また、登録したからといって要請されたら必ず行かなければならないというわけでもありませんので、ボランティア登録したことを負担に感じる必要もありません。ボランティアは、ボランティアに来てほしいという人の要請によって派遣されるのが本来の形です。たとえば、阪神淡路大震災の時は、組織されていないボランティアが、自分たちの食料も持たずに現地入りし、被災者のための食料などを利用することで迷惑だと指摘された例もあります。そのため、ボランティアをするときには、ボランティア団体に登録し、要請を受けてから必要とされる活動を行うことの大切さが広まったのです。ボランティアをしようとする人は当然人の役に立ちたいと思って行動するわけですから、効率よく相手の役に立つためにもボランティア団体に登録するのは大切なことです。ボランティアを行う意思があるということで登録をしておいて、本当に必要とされて要請されたらボランティアを行う、という姿勢でも構いませんし、登録したうえで何かできることはないかと問い合わせをして必要なところに派遣してもらうのもいいでしょう。きちんとボランティア団体であれば個人情報の管理についても信頼がおけますが、残念ながらすべてのボランティア団体がそうとも言い切れないのが現状です。登録する前に、その団体についてある程度調べてから登録することをおすすめします。