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募金・寄贈

ボランティア活動はしたいし、人のために役に立ちたいんだけど、どうしても時間がなくて無理だという人もいるでしょう。そんな人でも参加できる活動が、寄付や寄贈です。お金で解決するなんて、と抵抗がある人もいるかもしれませんが、実際には多くのボランティア団体は運営費に頭を悩ませている状態です。たとえ参加する人は無償で参加したとしても、そういったボランティアをまとめる事務局では場所を借りたり電話やコピーなどを使ったりと、いろいろな経費が発生します。こうした経費は国や市町村などが援助してくれる場合もありますが、寄付に頼る部分も多いので寄付はとても大切なのです。寄付というと街頭募金のようなイメージを持つ人も多いでしょうが、最近では銀行や郵便局などの振込による寄付が多くなっており、金融機関によってはこうしたボランティアへの寄付は手数料を免除する場合もあります。ネットバンキングなどを使えば自宅に居ながら簡単に寄付ができるので、賛同できる団体には寄付をしてみるのも立派なボランティアです。また、恵まれない地域に定期的に寄付を行うことで里親のようになるシステムや、何百人もの子供たちが予防接種を受けられるような寄付も方法もあります。日本に住んでいる私たちには実感するのが難しいのですが、世界には本当に食べることができず予防接種を受けることもできなくて飢えたり病気になる子供たちがたくさんいます。私たちが一回外食する程度のお金で、何百人の子供たちの命が助かるかもしれないのです。また、使い終わったランドセルを海外の子どもたちに譲ったりといった寄贈が行われることもあります。国内でも子供が大きくなった後に図書館や施設に絵本を寄贈すると喜ばれるなど、お金をかけなくても使わなくなったものを寄贈することで喜ばれることもたくさんあります。こうした寄贈をするときには、必要かどうかを確認してから行うのが大切で、不要なものを送って迷惑になることもあるので注意しましょう。また、お金を寄付するときにも相手の団体が本当にボランティアを行っているしっかりした団体かどうかを見極めてから寄付する必要があります。