ボランティアの種類
ボランティアと一口に言っても、その種類はさまざまです。自分の暮らす町内で行う地域ボランティアもあれば、外国に行って行う国際ボランティアもあります。ボランティアの内容によっては一人で好きなときにできるものもありますが、ボランティア団体に登録して派遣される形をとるものもあります。また、短期間だけ行うものや、継続して活動することが求められるものなど、その形態はさまざまですので、ボランティアに興味がある人は自分の好きな方法で参加することができます。とはいえ、ボランティアは基本的には無償で行うものですので、方法によっては自分がかなりの費用を負担しなければいけない場合もあります。国際ボランティアの場合、青年海外協力隊などの有償ボランティアでない場合には渡航費や滞在費などもすべて自分の負担になります。とはいえ、国際ボランティアに行くことで自分のためになる経験も多くできますので、それだけの価値があるということもいえるでしょう。また、子どもに接することが好きであれば子供のためのボランティアもありますし、動物が好きな人は動物に関するボランティアを選ぶのもおすすめです。特技を生かして施設などで演奏や朗読を行う人もいれば、毎週地域のゴミ拾いをするだけでも立派なボランティアです。病院で患者のサポートをする医療ボランティアもいれば、災害のあった被災地でがれきの片づけや清掃を手伝う災害復興ボランティアも大切でしょう。ボランティアに行く時間がないというのであれば、募金や寄贈をおこなうことでも人の役に立つことはできます。それぞれの人が、それぞれのできることをすることがボランティアでは重要ですから、無理や負担に感じない範囲で活動を続けるようにするべきです。まずは、ボランティアにはどんな種類があって、自分にはどのボランティアが向いているかなどを考えてから行動に移すのがよいでしょう。