ボランティア保険って?
ボランティアに行くときには、ボランティア保険をかけるのが基本です。せっかくボランティアに行っても、その道中やボランティアの現場で怪我や病気になっては困りますし、危険を伴う被災地などでは生命の危険がある場合もあるからです。何かあった時にトラブルにならないためにも、必ずボランティア保険に加入するようにしましょう。一般的には、ボランティア保険は登録するボランティア団体を通じて行います。ボランティア保険に加入するのは社会福祉協議会及びその構成員・会員・社会福祉協議会が運営するボランティア・市民センターなどに登録されているボランティア、ボランティアグループ、団体などであり、すべての団体が登録しているわけではありません。そのため、ボランティア登録をするならば、ボランティア保険に加入している団体かどうかを確認してから登録したほうがいいでしょう。団体によって保険の掛け方はさまざまで、団体が取りまとめて加入している場合もあれば、登録時に個別に加入を促す場合や、実際にボランティア活動を行う前に登録させる団体もあります。とはいえ、こうしたボランティア団体に登録していないとボランティア保険に登録できないというわけではなく、活動内容を報告して申請すれば個人や個人のグループでも加入することは可能です。補償内容などは各地の社会福祉協議会によって多少違いがあるので、加入時に確認するようにしましょう。ちなみに全国社会福祉協議会のボランティア保険には二つのプランがあり、Aプランが年間280円の掛け金で死亡時に1400万円、Bプランは年間420円の掛け金で死亡時に2000万円が保障されます。ボランティア保険をかけておけば、ボランティア活動はもちろん自宅から活動先までやその帰りの事故なども対象となるので、必ず事前にかけておくようにしましょう。現地に行ってから手続きすることも可能ですが、その場合は自宅から現地に向かう間に起きた事故については保障されません。