学生でもボランティアできる?
学生でもボランティアできますか、という質問を目にすることがありますが、もちろん学生にできるボランティアもたくさんあります。ボランティアというと災害復興ボランティアのイメージが強いこともあって、「学校があるから何日間もボランティアに行くことはできない」という人もいるでしょうが、そんなに何日もかかるボランティアばかりではありません。たとえば土日に子ども向けのイベントのスタッフをしたり、放課後に子供にサッカーを教えたりするのも立派なボランティアですし、近所のお年寄りの話し相手になったり、細かい文字が読めないお年寄りに本を読んであげたり、手紙の代筆をしてあげたりといったボランティアもあります。もちろん、留学を兼ねて海外ボランティアに行くのもいいでしょう。ボランティアを必要とする地域は海外でも特に貧しいことが多く、それでもボランティアに行ったときに触れる笑顔には、豊かな日本に育った日本人学生の多くが考えさせられることでしょう。学校ではできない経験ができるボランティアは、学生によってたいへん有意義な場所となるはずです。また、夏休みなど長期休暇を使って被災地などで数日間のボランティアを行ったり、子供のキャンプに同行するといった方法もあります。若いお兄ちゃんやお姉ちゃんは子供には大人気ですし、元気で力のある学生は力仕事が求められる場でも活躍するなど、学生だからこそ喜ばれるボランティアもたくさんあります。とはいえ、まだ学生ですから勢いでボランティア団体に登録したら実はあまり信頼できない団体だった、ということも少なくありません。登録する際には、活動内容や実績などもよく調べてから登録するようにしましょう。また、多くの大学ではボランティア活動をする前後に書類の提出を義務付けています。これは、学生の安全に注意すると同時に、学業への配慮がなされる場合もあるので、できるだけ正確に記載して提出するようにしましょう。